第64号 2018年8月1日号
1面 認定支援税理士のビジネスを加速させる「特例承継計画」
税理士や税理士法人らが多く占める認定経営革新等支援機関だが、仕事に上手く繋がらず、中小企業への支援実績がゼロという認定支援機関も多かった。こうした中、注目されているのが、今回の税制改正で創設された特例事業承継税制の特例措置だ。認定支援機関の指導や助言を受けた特例認定承認会社が作成した「特例承認計画」が必要になるため、この分野を支援する“認定税理士”の真価が問われそうだ。
2面 freeeが会計業界のビジネスモデル変革にチャレンジ
「AI月次監査」を盛り込んだクラウド会計ソフトをリリースするfreeeが、会計業界全体のビジネスモデルの変革にも取り組み始めている。その第1弾が「オフバラ」と呼ばれる会計事務所向けの新たなサービス。会計用語のオフバランスから引用したサービス名で、「税務調査の対応」と「相続税申告」の2種類のオフバラサービスがすでに提供されている。
3面 「ITに強い職員人材を紹介します!」
大手クラウド会計ソフトベンダーと会計業界に人材の就職をサポートする企業がコラボして、「IT会計人材」の育成と供給事業をスタートさせた。検定試験により、ITスキルの高い会計業界志望者や資格保有者らを輩出し、人材採用問題を新たな切り口で支援していく動きは話題を呼びそうだ。
4面 独占インタビュー
開業半年で顧客180件‼怒涛の成長遂げる若手会計事務所
会計事務所の創業フェーズでトップクラスにランクインするのが、アーリークロス会計事務所(福岡・福岡市)。顧客獲得数だけが事務所の優劣ではないものの、その成長のスピートは圧巻だ。怒涛の勢いで顧客拡大をさせた成功の要因とは?
5面 特別インタビュー
フィンテック時代 どう管理する?顧問先の保険契約情報
今回の改正保険業法において、顧客意向把握や情報提供義務化にも有効なツールとして、代理店や会計事務所から注目されているのが、生命保険契約情報を一元管理するASP・SaaSシステム「e―Return」(イーリターン)。同システムを提供する岡村社長に、フィンテック時代に求められるクラウド管理サービスのあるべき姿を聞いてみた。
6面 業界トレンドの仕掛け人を追う
時流に乗るか⁉若手士業の「相続手続ビジネス」
相続周辺ビジネスで、最も注目されるのが「相続手続き」の市場だ。そのタイミングを逃がさずこのほど誕生したのが、行政書士と税理士らの若手で組織した「相続手続相談士研究協会」。「相続手続相談士」の資格検定をはじめ、Web完結型の教育実践ツールも提供していく。果たして相続手続ビジネスを加速させる牽引役になるのだろうか?
7面 事務所訪問
税理士法人JMTz(ジェーエムティー)代表社員税理士 佐藤 丈太郎氏
事務所のホームページを持たずに開業2年弱で250件超の顧問先獲得。33歳の代表社員の佐藤税理士は、ハイペースの事業展開について、「あえて拡大戦略などは意識せずに、クライアントファーストを常に考えながら活動した結果」と淡々と語るが、それだけに終わらない拡大戦略についてインタビューした。
8面 特別紙面 見どころ満載の「会計事務所博覧会2018」
最新のクラウドサービスをはじめ、FinTechを活用した経理業務の効率化等の最新IT情報を盛り込み、変化する会計業界の“今”をお伝えします。
なお、次号(65号、10月1日号)において、会計事務所博覧会の特集号を発行しますので、ご期待ください。
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