第84号 2021年12月1日号
1面 義務化にどう対応⁉「電子取引、 紙保存廃止」
2022年1月から施行される改正電子帳簿保存法(電帳法)で、見落とされがちだった「電子取引データの電子保存」に注目が集まっている。義務化となる「電子取引データの電子保存」に関連した「事務処理規程」を巡り、管理運用面においては会計ベンダーらのサポートに頼るだけでなく、会計事務所自身もしっかり把握して、顧問先に説明できる体制が求められそうだ。
2面 税理士試験免除で「MBA」も取得できる大学院
税理士試験免除の大学院は知られているが、「税理士」と「MBA」のダブルライセンスを取得できる大学院となると限られてくる。そこで、“企業の将来ビジョン”を経営者と共に描ける「税理士×MBA」の資格が取得できるルートについて、詳細に紹介する。
3面 5会計事務所が共同で金融機関連携ビジネス
地域企業の活性化を目的に、複数の会計事務所が垣根を超えて中小企業支援の連携を模索する、全国でも珍しい活動が注目されている。事業活動の柱は、金融機関を巻き込んだ中小企業への「伴走支援型」支援にあるという。
4面 「自分でやってみる!」事務所承継の勘所
親族や職員に有資格者がいない場合などに、後継者を自身で捜し出して事務所の承継を進める所長先生は少なくない。上手く行くケースもある反面、後継者が途中で退職してしまったという話をよく耳にする。そこで、せっかくの苦労を振り出しに戻さないために、仲介業者としての経験談を披露する。
5面 ここまで進化を遂げる「RPAロボット」
会計事務所のニューノーマルになりつつあるRPA。RPAロボットは「紙」の資料も自動でデータ化してくれるような進化を遂げつつある。そこで、「RPAロボット」が作り出す新しい会計事務所の働き方などについて徹底解説する。
6面 懲戒逃れで税理士資格を自主返納
懲戒処分前に資格を自主返納。社会問題化しつつある最近の不良税理士の行動。こうした制度の抜け道を利用した「懲戒逃れ」が後を絶たない理由や、税理士法改正の必要性についても言及する。
7面 DX推進の最先端事務所の事例大公開!
「デジタルの日」(10/11)にちなみ、DXに関する様々な情報を発信するイベント「DX祭り(特別編)」を開催するなど、DX化を一気に加速させる(株)イワサキ経営。その原動力はどこにあるのだろうか。吉川代表にインタビューしてみた。
8面 「FM放送局」を開局する税理士法人グループ
税理士業界内では珍しい税理士法人グループが開局したミニFM放送局「FM四谷」が開局1周年を迎えた。自社のスタジオから2番組を放送、ユーチューブでも番組が配信されている。大林理事長に開局のきっかけや趣旨、新たな展開などについて聞いた。