クローズアップインタビュー

インタビュー

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保険契約情報管理 「MyPare(マイペア)」の魅力を探る

凸版印刷株式会社 DXデザイン事業部 ビジネスプロセッシング本部
本部長 石田 英二氏

会計業界内で知られる保険契約情報のクラウド管理サービス「e-Return」がさらなる進化を遂げ、「MyPare(マイペア)」として生まれ変わった。印刷大手の凸版印刷が、保険業界のFintech進展を視野に置き、従来からの機能や利便性をさらに向上させたプラットフォームを構築、新たなサービスを提供し始めた。保険情報を安全な環境で一元管理するクラウドシステムは、保険を取り扱う税理士にとっても、価値ある支援ツールとして位置付けられそうだ。
そこで、システムの責任者でもある石田英二氏に、サービス概要や商品の魅力などについて聞いてみた。

2020年04月06日

最新テクノロジーで総合的な保険管理を実現


業務支援型フィンテックサービスで税理士の付加価値向上を

―まずは、印刷会社大手がこの分野に参入した理由からお話しください。

近年Fintechを活用した新しい金融サービスが注目を集め、これまでユーザーニーズに応えきれていなかった顧客サービスがテクノロジーによって新しい価値を提供できる時代になっています。 


凸版印刷は、紙媒体に関わるコミュニケーションを事業の主体としてきましたが、昨今のデジタル化の潮流により現在はあらゆる事業領域で『デジタルトランスフォーメーション(以降DX)』を標榜しデジタルサービスの開発を推進しています。特に金融業界では、銀行やクレジットカード会社に対する各種申込受付のASPサービスや高セキュリティのデータセンターの提供を行うなど、着実にDXビジネスの経験と実績を積み重ねてきました。


 今後もさらにDXビジネスを拡げていくにあたり保険業界へのアプローチを模索する中で、株式会社e-Return様とのご縁があり、保険契約情報のクラウド管理サービス「e-Return」に今後の事業展開の可能性を感じ、この度当社の新サービスとして新たに販売を始めることとなりました。

―サービスの概要や特徴については?

 MyPareは保険会社や保険種類を問わず、法人や個人単位で保険契約情報を一律のフォーマットで登録できる保険契約情報管理のクラウドサービスです。契約条件や保障内容による契約情報の検索や、顧問先への保険提案に向けた多角的なシミュレーションができるので、多くの保険契約を取り扱う保険代理店や税理士の皆様の保全業務やコンサルティングのツールとして非常に有効です。   


また、保険契約者の方へ参照権限を付与することで、契約者がご自身の契約情報を参照することも可能です。


MyPare独自の特徴的な機能としては、満期・満了や解約返戻金のピークなど期限期日に関するリマインド通知機能や事業報告用の帳票出力などの業務サポート機能などがあります。


また、昭和55年12月から令和元年7月まで過去約40年の税制に対応した計算ロジックを組み込んでおり、入力された保険契約の種別や契約日から当時の税制を適用して、損金などの算出を行うことができることも利便性の高い機能と考えています。

―保険を扱う税理士にとっても、心強い機能が満載されていますね。

はい、他にも多くの機能があります。


・業務要件と法令要件


入力した保険証券情報をさまざまな検索条件に基づき一覧表示することや、保障内容を保険種類のカテゴリごとにグラフや推移表に切り替えて確認することができます。顧客となる法人の財務リスクの判定や、法令要件となる契約時の意向履歴を管理することも可能です。


・秘匿性の高い情報をクラウド上で一元管理


個人情報を含む秘匿性の高い保険契約情報をクラウド上で安全に一元管理することができます。個々の担当者の属人的な管理から脱却し、統一的な情報管理体制を構築することができます。


・堅牢なセキュリティ基盤でのシステム運用


銀行を中心とした金融業界向けのサービス提供基盤として実績のある当社データセンター内で本サービスを運用しています。また、権限ごとにアクセスできる情報や利用できる機能を制限することで安全性の高い情報管理を実現しています。

―冒頭にありました、保険管理システムの開発・販売会社「e-Return」とタッグを組んだ理由について、詳しくお話しください。

既にe-Returnのシステムを保険代理店や税理士事務所の皆様へ提供されてきた実績があり、その中で培われた保険契約情報管理に関する機能開発やサービス運用の知見とノウハウがあることです。このことが当社のシステム開発力や高度なセキュリティ基盤と組み合わさることにより、今後MyPareが大きく飛躍できると考えています。

―今回のクラウド管理サービスを利用することで、どんなメリットが想定されますか?

まず、保険契約情報が一元管理されることで、保全業務の負荷軽減は当然のこと、加入する保険の内容を総合的に把握することで、顧問先に対して正しくアドバイスや指導をすることができます。特に税理士事務所の皆様にとっては、顧問先の保険契約情報からMyPare上で必要保障額や退職金準備のリスクを算出することができます。


また、満期や解約返戻金のピークを事前に通知するメール送付機能により、保険契約の適切なコンサルティングが可能となります。


次に、顧問先の保険情報を取り扱う事業者としての管理体制の整備・強化が図れます。お客様からお預かりした大切な保険契約情報を適切な環境で管理することで、セキュリティリスクや管理の属人化を防止することができます。特に、保険代理業をされている税理士様であれば、年々強まっている保険会社から要請される情報管理の要望に対しても、すぐに保険会社ごとの契約件数や監査対象契約の抽出などが可能となります。


また、MyPareは保険料や保険金の税務に必要な資産計上や損金算入の額を税制に基づいて自動計算できるので、税理士業務の効率化にも寄与します。

―なるほど。保険管理と分析のスペシャルツールとして、使い勝手がかなり向上されたようですね。

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e-Returnのシステムで実装されていたFlash形式を廃止してHTML化したことで、どの端末やブラウザからでも同じようにアクセスしていただける環境が整いました。併せて情報構造の整理を実施し、入力時や閲覧時のユーザーインターフェースの改善を行いました。


同時に、入力された保険契約情報を管理するデータベースを当社のデータセンターに移管しました。このデータセンターは、既に複数の金融機関や公的機関で採用されている堅牢な環境であり、セキュリティ面でも大きく向上しています。


また、保険の満期満了や解約返戻率のピークとなる月、年払いの月、払い込み完了日を事前にお知らせする機能を新たに実装しました。


例えば満期満了は12・6・3ヶ月前に、解約返戻率のピークは18・15・13ヶ月前にシステムを通してお知らせします。こちらの通知タイミングについてはe-Returnでパイロットテストを行い、最もユーザビリティの高い通知日付を設定しています。この通知により顧問先とのコミュニケ―ションの幅を広げることや、確認漏れなどヒューマンエラーを防ぐ機能として活用いただけます。

―保険管理の煩わしさを解消できるシステムの優位性を今後、どうアピールしていくのでしょうか。

MyPareは保険契約情報の管理に特化したサービスとなります。そのため、他社サービスに比べ機能を限定していますが、その分お手頃な価格で簡単に導入することが可能です。申込後の複雑な設定も不要なので、導入時に大きな混乱なく利用を開始できます。


クラウドサービスなので利用開始後はどこにいてもアクセスできます。契約者様に向けた問い合わせ窓口も用意していますので、お困りの際にはお問合せいただくことが可能です。


経理処理例として仕訳方法を表示していますが、過去約40年に上る税制に対応したMyPare独自の計算ロジックは今後も税制改正に対応していく予定ですので保険と財務を扱う方々に喜ばれると考えています。

―税理士マーケットに対する告知活動で、導入キャンペーンや新たな展開についてはいかがですか。

現時点では特にキャンペーン等の実施は検討していません。保険契約は長期間の管理となるためサービスのご利用期間も長くなると想定されます。ですので、まずはMyPareがどのようなサービスなのかを知っていただくことが大切であると考え、お申込みにあたっては15日間の無料トライアル期間を設けさせていただきました。

―クラウド会計ソフトの各ベンダーとの連携も視野にありますか?

はい。Fintechの推進で、各保険会社とのAPI連携の可能性はあると考えています。APIエコノミーは2020年以降も拡大し、会計ベンダーだけでなく各種クラウドサービスプロバイダーが様々な業種と連携して、サービスの利用者様に喜ばれるような機能の実装が見込まれます。保険業界としてもAPI連携することで自社の業務効率化だけでなく、消費者のロイヤリティ向上に繋がるサービスを考えられると思います。


保険業界はじめ様々な業界がモデルチェンジしていくなかで、お客様の求める価値を捉え、市場の変化に合わせてMyPareも他の会計クラウドサービスとの連携も今後検討していく必要があると考えています。

―最後に会計事務所の皆さんにメッセージを頂けますか。

当社は税理士の皆様にとって、顧問先の保険契約情報は重要な資産であると認識しており、その情報を安全に一元管理できることは単なる情報管理に留まらず、顧問先や契約者からの信頼を獲得し本業の事業展開に寄与していくものと考えています。この機会に、利便性を向上させたツールの活用をご検討ください。


お問合せ先
・MyPareサポート事務局 mypare-support@toppan.co.jp
・トッパンセキュアソリューション https://www.toppan.co.jp/securitie

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TEL:03-6261-6315 FAX:03-6261-6316

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